総務省における家計調査年報2021年によると、高齢単身無職世帯の家計収支は平均「132,476円」とされています。そのような中、インターネットや雑誌等で、安い金額で表記された老人ホームに入所したものの、食事やオムツ代、水光熱費等がオプションとして加算され、預貯金を崩しながら、また家族の支援を受けながら入所されている事で支払いが出来なくなるケースが問題視されています。
特別養護老人ホームの負担軽減制度や、そこで働く職員の国家資格保持者・専門性の有無、また指導監査などの徹底による運営状況の適正化などが十分に知られていない現状があります。
熊本市老人福祉施設協議会では、令和6年度、更に介護保険の報酬改定が行われ、自己負担額も増える中で、入所を希望される方やそのご家族が、正しい情報により、情報格差なく、安心して今後の生活場所を決定していくことが必要と考え、ここに「くまもと特養ガイド」を作成することとなりました。